ラーメンショップ 稲城店

店主のつぶやき





・「麺かた」と言ってしまう人が知ると更にラーメン通になるかも知れない事!


初めて来店の人は「硬めで」と言う人が多い気がします。カップルで来店し彼女に対し「硬めにするとおいしくなるんだよ」と教えていた男性が印象的です。
ラーメンショップの麺は 〜無添加・生麺〜 で好みが分かれる昭和の麺で表現として クタクタの麺とかパツパツの麺 とか言われるやつです。現在主流の添加物である つるつる・もちもちの素 が入っていないのです。(添加物の名前はあえて伏せます)
この添加物が入った麺は茹で時間を短くすると硬く噛み応えがでます。まさに「もち」をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
逆にラーメンショップの麺で早揚げすると、ある程度硬さはでますが粉っぽくなります。この「粉っぽい」が問題なのです。

中華麺の主成分である小麦は約70%がでんぷんで出来ているそうです。そして人間は生のでんぷんを消化する酵素を持っていないとの事で、加熱処理(茹でる)をするとα化、又は糊化して、消化できる様になるという仕組みです。
わかりやすく言うと、、、、粉っぽい麺はお腹壊しますよ!
そして粉は水分を吸収しやすいので、スープをやたら吸い込み、のびるのが早くなるのが特徴です。なので「食べるのが遅いので硬くして下さい」は最悪な食べ方と言えるでしょう。

麺がのびる=やわらかく茹でる は似ていますが別物なので注意が必要です。どんぶりの中ではデンプンが糊化する為の温度が足りないので、スープを吸ってやわらかくなっていくのです。

ではどうすればいいのか。
早く食べるのです。賞味期限は10分。早い人で5分です。
「ラーメンは飲み物」と豪語する常連さんがいます。あながち間違えではない理由があります。
その昔、粋な江戸っ子は そばを食べる時に舌を使い上あごで転がし丸呑みしてのど越しで味わう食べ方をしていたそうです。その方が香りを損なわないのだとか。そばは消化が良いからできた食べ方ですね。そして消化しにくい添加物の入っていないラーメンショップの麺は近いことができます。

つまり! ラーショの麺は! 歯ごたえではなく! のど越しだー!!

丸呑みは良くないので、噛む回数を減らしてみると違う世界が見えます。。。

〜硬さを語るよりのど越しを語れ〜 これぞラーショ通の真骨頂であります。





・「この店のネギはなぜかうまい」と思う人が知ると得した気分になる事!


当店が仕入れるネギは 〜大田市場直送〜 です。
大田市場と言えば知る人ぞ知る 日本最大の青果市場でも有名な場所です。当店では八百屋さんを介さず、大田市場の仲卸業者と直接取引を行っています。その為、流通経路を一つ省略しているので新鮮なネギを提供できるのです。又、年中同じ銘柄を使うのではなく季節で産地を変えているのも特徴です。各地の野菜が揃う日本最大市場の仲卸業者だからできる技ですね。
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